資質

2006年5月17日
出張帰りの新幹線。
通路側の座席に若いビジネスマンが来た。
紺のスーツをビシッと決め、高そうな革靴に有名なカバンを携え、少し長めの髪は今風にウェーブしていた。
いわゆる一つのイケメンってやつ。

しかし、それだけ見た目に金をかけているのに、態度がなっていないヤツだった。
座席にドカッと座り、シートを必要以上に倒し、スポーツ新聞を大げさに広げ、高そうな革靴を脱いで臭そうな足を披露した。

最近、彼のように見た目や持ち物に金をかけているにもかかわらず、中身が伴っていないという人をよく見かける。

ビトンのカバンから化粧道具を出して電車の中で化粧をするOL、高そうな革のコートを羽織りながらくわえタバコをポイ捨てするオヤジ、電車内で地べたに座る学生の腕にはロレックスが光り、高級外車は、信じられないスピードで煽り、無理な車線変更を繰り返す。
今日は珍しい大型犬を連れた男性が、糞の始末をせずに立ち去ったのを見た。

高級品や一流品を持っているのに、それに伴う行動が出来ないのは、その人の品の無さや人間の軽さを強調させるような気がする。

ブランド品は怖い−そう思うこのごろである。

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