大人

33歳になって言うのも何なんですけど、「あ〜大人になったなぁ。」と思うことがあります。
最近、特に感じるのが音楽について。
宇多田ヒカルなんかの流行の歌を聴いていて、良いとは思うが、なんか疲れるのも事実。
これなんかまだ良い例で、悪い話で言うと、山下達郎の「クリスマスイブ」をカバーした歌は聴いていて気分が悪くなる。（あのエコー部分ね。）元がイイ歌なので、このようにカバーされるのが納得行かないのだが、世の若者の受けはイイ。
こんな時に「大人になったなんだなぁ。」となるわけ。

しかし、大人になることがイヤなのではない。
というより、「なんだ、結構いいもんじゃないの。」と思っている。

若かった頃に見たマンガやアニメ、小説、映画などはこぞって、大人になることで薄汚れていくだとか、夢をなくすとか、なんだか悪いヤツにでもなっていくような印象を与えるモノばかりだったのだが、実際は、家族の持つ喜びや、自分で稼いだ金のありがたさや、仕事の難しさ、面白さを知ることが出来た。

使えるお金の額は増え、人間関係の幅も広がる。
今思うと、若いときの方が変なプライドや、若さ故に越えられない壁（お金や身分など）があったりして不便だったと思う。
少なくとも、あの頃に戻りたい−と思うことはない。

まぁ、今が充実しているってことなんだろうな。