衣装合わせ

2002年7月27日
結婚式を迎えるまでのイベント中で割と大きなウエイトをしめると思われる「衣装選び」の日を迎えることになりました。
しかし、それほど重要なイベントにもかかわらず、花嫁と花婿の思い入れの差が大きくかけ離れているのも不思議である。
我が花嫁も雑誌なんかをだいぶ前から購入し、あーでもない、こーでもない、これはかわいい、こいつは似合わないけど、せっかくだから着てみたいと今日の日のために思いを巡らせていたのである。

そんなとき、花婿はへーとかふーんなんて気のない返事をしちゃーいけない。ましてや「どれでも一緒ちゃうの」なんか言ってはいけない。よけいなトラブルを抱え込むだけだ。これはあくまで営業なのだ、仕事なのだと言い聞かせ、笑みを絶やさず、カメラを持ち、違いは判らずとも意見を言い、似合うよ、かわいいよと誉めるのだ。

嫁の母上と3人で京都の有名なお店へ行く。10時30分から早速スタート。朝早くにもかかわらず同じ目的のカップルが数組いる。共通点は女性陣の目は輝き、男性陣は眠そうなこと。

我が嫁となる女性は緊張して前日、眠れなかったにもかかわらず、雑誌を広げて担当者のYさんに熱弁している。
では、いくつか見てみましょうか?ということになった。これはAラインでどーたらこーたらで、こっちはオフホワイトでなんたらかんたら。刺繍がこうなっていて、これは当店オリジナルのデザインです。大変である。

数あるウエディングドレスから厳選に厳選を重ねた5着の試着である。もちろん時間がかかる。花婿側は写真を撮るしかすることがない。(ちなみにワタシはポラロイドカメラと普通のカメラとビデオカメラの3機種を駆使しました。)でも、なかなか楽しいと思えたのは、ここで言うのも照れるが彼女がかわいかったからである。なかなか見れない姿であるのと同時に、とてもうれしそうに笑っている顔を見るのはいいモノである。

12時30分
5着の中から2着を選び、今日はコレで終わりかなと少し安堵したところで、担当者Y氏は言うのである「次はカラードレスを選びに1階上に参りましょう。」と。
「・・・」空腹で腹は鳴り、笑顔はひきつるが、しょうがない。そう、しょうがないのだ。

そのあと、同じような作業でカラードレスを選び(ピンクとイエローに絞りました)、さらに前撮り用の白無垢も着用し、ようやく終了。

え、花婿の衣装は?「花婿さんのは、花嫁さんのカラードレスが決まってから選びましょうネ。」
(ちっ!花婿はおまけかよ!と腹の中で毒づいてみる。)

さて、世の中の独身男性諸君。これで終わりではないのだ。驚く無かれ、今日一日では決まらないのだ。女性陣にしては当然のことなのだが、今日やった一日を、あと数回こなさないといけないのだよ。

4時30分に食べた昼御飯のお蕎麦がやけにうまい一日であった。

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